目次

教諭

 はしがき

第1章 教学とのかかわり
 『勅修御伝』に聞く─怨親を超えて
 1 知恩講と伝記編修の真意
 2 『勅修御伝』の編修理念
 3 怨親を超えて

第2章 念仏生活とのかかわり
  一、求道の境涯─「さとり」から「救い」へ
  1 誕生
  2 夜襲の悲劇
  3 菩提寺にて
  4 比叡山へ
  5 修行時代
  6 諸宗の研究
  7 「さとり」から「救い」へ
  8 小結
 二、怨親を超えて─宗祖の“生き方”
  1 人として“生”を享けること─寿命(よろこばしきいのち)への学び
  2 怨親を超えて─出会いを生かす
  3 怨親の昇華─み仏にまかせる
 三、歩むべき道を求めて
 四、信をもって能入となす
 五、意味のある消極─法然上人にみる怨親平等
  1 うらみの社会
  2 うらみとすべからず
  3 あえてうらみを解いた人と解かなかった人
  4 うらみを消すのは自分の意志

第3章 社会的現代的背景とのかかわり
 「怨親を超えて」と布教教化