災害担当者からのお知らせ
令和6年能登半島地震の被害状況・救援活動について【2】
この度の令和6年能登半島地震により亡くなられた方へご冥福をお祈りし、ご遺族の皆様にはお悔やみを、また被災された皆様には改めて心よりお見舞い申しあげます。
浄土宗の救援活動について、下記のような現状と今後の方向性で対応いたします。
なお、本情報は浄土宗ネットワークにて随時更新いたしますので、ご確認くださいますようお願いいたします。
1.被害寺院数について
2月13日現在、浄土宗に被害状況の報告をいただいている寺院数は以下の通りです。
- 新潟教区 23カ寺(全 76カ寺)
- 富山教区 20カ寺(全 51カ寺)
- 石川教区 31カ寺(全 40カ寺)
- 福井教区 0カ寺(全 84カ寺)
計 74カ寺(全251カ寺)
2.救援物資について
現在、能登地方における支援物資については、石川教区救援本部とともにニーズの把握に努めております。被災地のニーズが刻一刻と変化しており、供給ができるタイミングや量などを踏まえ、現段階では物資の募集はいたしません。
現地の状況を踏まえ、必要に応じて物資の支援をお願いする際は、改めて連絡いたしますので、ご協力をお願いいたします。
3.ボランティア活動について
(1)寺院支援を目的としたボランティア活動について
現在、自治体など当該地域の復旧作業を行っていることから、瓦礫などを処分する先などもなく、撤去作業などの受け入れ体制が整っておりません。したがって寺院を拠点としたボランティア活動については、実施できる状況ではありません。
受け入れ体制が整うまで、しばらく時間を要することを想定しております。
復旧作業が進み、体制が整い次第、改めて連絡いたします。
(2)寺院支援に限定しないボランティア活動について
広く人道支援を目的としたボランティア活動は浄土宗として制限するものではありません。また報道等で周知の通り、一部自治体ではボランティアの受け入れが始まっております。
ボランティアに関する情報につきましては下記ホームページをご参照ください。
石川県ボランティア((公財)石川県県民ボランティアセンター)
富山県ボランティア((福)富山県社会福祉協議会)
新潟県ボランティア(災害ボランティアにいがた広場)
(3)ボランティア保険について
上記(1)(2)いずれについても本宗において、京都市社会福祉協議会を通じてボランティア保険に加入いたします。(年度単位)
もしくは、保険加入を証する書類を添付のうえ活動実施報告をご提出いただくことにより、本宗で加入する保険と同程度の料金を支弁いたします。
加入コースについては「天災コースAプラン」となります。(600円/人)
活動をお考えの方は、総務部災害担当までお問合せください。可能な限り団体でお申し込みください。
※加入の申し込みから加入者証の発行まで時間を要しますので、活動を検討される場合は早めのお申込みをお願いいたします。
4.能登地方への入域について
能登地方(特に輪島市や珠洲市等の能登北部)へ通ずる道路については復旧が進んでおりますが、今なお自動車専用道路の一部区間が通行止めとなっているなど、未だ十分に通行ができる状況ではなく、公共交通機関も十分に復旧しておりません。
また、通行可能な道路においても交通渋滞等により救命活動や支援物資の運搬等の妨げとなる場合があるとのことです。
本宗といたしましては、石川教区救援本部と連携を密にしながら、能登地方への入域の時期を見定めているところであります。
現在の方針といたしましては、期を見て復旧作業等に注力してまいりたいと考えております。ご理解をお願い申し上げます。
※石川県からの情報はこちら